AO入試情報
2007年5月下旬の時点で各大学から発表された、20年度推薦・AO入試のおもな変更点を紹介する。国公立大6校、私立大24校でAO入試を新たに導入。国公立大の4割近く、私立大の4分の3でAO入試を実施することになる。
20年度推薦入試に関するおもな大学の変更(5月下旬判明分)は次の通り。ただし、詳細は推薦入試募集要項などで、必ず確認していただきたい。
●弘前大 (1)医学部保健学科を「セ試を課す推薦入試」に統一(放射線技術科学専攻を「課さない→課す」に変更)。A農学生命科学部を「セ試を課さない推薦入試」に統一(生物機能科学・地域環境科学の2学科を「課す→課さない」に変更)。
●鳥取大 医学部保健学科看護学専攻で、セ試を課す推薦のうち、鳥取県内の高校出身者(1浪まで可)が対象の地域枠(25人中10人)を新設。
●獨協大 経済学部で公募制推薦の募集人員を30人→40人に増やす。
●学習院大 法学部政治学科で「自己推薦特別入試」を導入。書類審査・小論文・面接で選考。
●工学院大 工1部・情報・グローバルエンジニアリングの各学部で公募制推薦を新規実施する。
●中央大 経済学部で自己推薦入試を新規実施。一方、総合政策学部では自己推薦入試を廃止。
●立教大 スポーツ推薦の「アスリート選抜入試」を導入。募集人員は若干名で、現役が対象。1次(書類審査)・2次(小論文・面接)の2段階で選考。
●金沢工業大 「女子特別選抜」を新規実施。学部別の募集人員は「工14人、環境・建築8人、情報10人、バイオ・化学8人」で、現役女子のみ出願可。選考方法は「書類審査・小論文・面接」。
●関西外国語大 (1)公募推薦で、英語にリスニングテスト(10分程度)を追加。(2)外国語学部英米語学科で「英語特技入試」を新規実施。前・後期の2回募集し、選考方法は「書類選考、面接(英語・日本語)」。
●神戸学院大 公募制推薦で、試験日を約2週間繰り上げ(19年度:11/25・26→20年度:11/10・11)、試験場を変更(徳島に増設、東京を廃止)。
◆国公立大学(計6大学)
岩手大─人文社会科学、山形大─工、お茶の水女子大、金沢大─理工学域、琉球大─法文・工、山口県立大─国際文化・社会福祉・看護栄養
◆私立大学(計24大学)
札幌学院大─人文・法・商・社会情報、尚絅学院大─総合人間科学、日本医療科学大─保健医療、昭和女子大─人間文化・人間社会・生活科学、女子美術大─芸術、東京富士大─経営、東京未来大─こども心理、日本体育大─体育、愛知大─現代中国、愛知工業大─経営情報科学、南山大─人文、鈴鹿医療科学大─保健衛生・鍼灸、成安造形大─造形、長浜バイオ大─バイオサイエンス、大阪産業大─人間環境・経営・経済・工、大阪女学院大─国際・英語、大阪人間科学大─人間科学、摂南大─法・外国語・工、姫路獨協大─外国語・法・経済情報・医療保健・薬、川崎医療福祉大─医療福祉マネジメント、広島経済大─経済、聖カタリナ大、福岡歯科大─歯、尚絅大─文化言語
国公立大ではお茶の水女子大・金沢大・山口県立大など6大学、私立大では愛知大・南山大など24大学で、20年度から新たにAO入試を実施することがわかった(5月下旬現在)。
20年度のAO入試実施校は480大学(旺文社調査)となり、全大学(721校)の67%でAO入試を行うことになる。国公立大に限れば、実施校(59校)は全体(157校)の38%とまだ少数派だが、私立大の実施校(421校)は全体(564校)の75%を占める。
また、すでにAO入試を行っている大学で、実施学部を増やすのは、国公立大が東北大‐教育・医(保健)・薬、富山大‐理、愛媛大‐農など、私立大は東京薬科大‐生命科学、日本大‐文理、武蔵大‐経済、金城学院大‐現代文化など。
さらに、国公立大では三重大‐工(実施学科を1→5に)、神戸大‐医〈医〉(15人→25人)、長崎大(教育16人→26人、環境科学4人→8人、工29人→33人、医〈医〉10人→15人)、九州大‐芸術工(実施学科を2→5に)、群馬県立女子大‐文(13人→18人)などで、私立大でも国際基督教大(20人→40人)、東京薬科大‐薬(10人→20人)、関西大‐総合情報(10人→20人)などで、募集枠を拡大する。
AO入試の選考方法は、最近では、(1)模擬講義受講・レポート提出、(2)プレゼンテーション(提出レポート・作品等を、面接者に対して発表)、(3)グループ討論、を行う大学・学部が増えている。
新規実施大学・学部では、金沢大‐理工学域、日本大‐文理、愛知大‐現代中国が(1)を、岩手大‐人文社会科学、琉球大‐工、南山大‐文が(2)を、山口県立大、女子美術大が(2)・(3)を実施する。